梨屋さん DX 特設サイト

福岡県久留米市の梨農園『梨屋さん』が、自社開発システムで送り状や 請求書作成を自動化し、業務効率を飛躍的に高めた取り組みを紹介します。

梨屋さんについて

福岡県久留米市藤山町の山あいで、多彩な品種の梨を栽培・直売しています。水はけの良い山間の畑で日当たりを重視した管理を行い、久留米市街を望む自然豊かな里山で育てています。 個性豊かな伝統品種から最新品種まで、手間を惜しまず“よりうまく・めずらしい”梨をお届けしています。

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DX 推進のきっかけ

家族経営で長年営んできた当園ですが、日々の業務において、アナログな手作業や Excel への手入力など、膨大で単純な作業が発生していました。 特に、数百件規模の送り状や請求書の作成は、大きな負担となっていました。
この課題を解決するため、プログラミングやシステム開発の知識を持ち、英語にも長けたスタッフが DX 担当として加わりました。
そして、最新の人工知能 AI(ChatGPT、Copilot など)を活用し、完全自社開発で業務フローに最適化した「梨屋さん事務管理システム」
を構築しました。

DX とは?

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を活用して業務やサービスの形を変え、より良い価値を生み出す取り組みを指します。
単なる IT 導入ではなく、仕事の進め方を見直しながら、組織全体の変革を目指すことが重要です。

DX 導入後の声

梨屋さん 代表
梨屋さん 代表

以前は出荷のたびに送り状の準備が追いつかず、急ぎで手書きすることも多く、繁忙期は正直バタついていました。 導入後は、送り状の大半を開店前の時期にまとめて印刷できるようになり、箱詰め・梱包に集中できています。 時間の短縮に加えて、作業が短期間に集中することによるミスや混乱が減り、仕事全体のストレスもだいぶ軽くなりました。

事務・接客 担当
事務・接客 担当

以前は接客の合間に送り状を書いていましたが、その手間がなくなり作業がとても進めやすくなりました。 アルバイトさんにも送り状作成をお願いしていましたが、今は店頭での陳列に集中してもらえるので助かっています。 毎日夕方の集荷までに出荷分を準備する際も、送り状が整理されているおかげで、どの商品をどれだけ出すかの把握がスムーズになり、混乱が減りました。 また、予約分を後日店頭でお支払いされるお客様については、事前に請求書を印刷して準備しておけるので、会計がすんなり進むようになりました。

主な DX 事例

送り状作成・印刷の自動化
送り状作成・印刷の自動化

顧客と注文情報からワンクリックで送り状PDFを生成し手作業を削減。ドットプリンタ調整や運送会社自動振り分けにも対応。

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請求書自動作成システムの導入
請求書自動作成システムの導入

顧客データと注文情報から請求書を即時発行し複雑な送料計算も自動化。

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発送状況の可視化
発送状況の可視化

日別・品種別の発送数量をグラフで表示し、需要の変化を把握。

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これらの取り組みにより、手作業による非効率を解消し、繁忙期でも安定して業務を遂行できる環境を整えました。
梨屋さんは、地域に根ざした農業と最新技術を融合させ、次の時代の果樹園経営へと進化を続けています。